『GTA3』レビュー：3Dオープンワールドの革命

はじめに

皆さん。こんにちは！
今回は『グランド・セフト・オート：トリロジー』の『GTA3（グランド・セフト・オートⅢ）』をプレイしたのでその感想の記事になります。

『GTA3』は、2001年にRockstar Gamesから発売されたシリーズ初の3Dオープンワールドアクションゲームです。従来の2D視点からフル3Dへと進化し、プレイヤーは自由に広大な都市を探索できるようになりました。本作の登場はゲーム業界に大きな影響を与え、後のオープンワールドゲームの基礎を築いたと言えるでしょう。

本作の最大の特徴は、プレイヤーが好きなように都市を探索し、犯罪行為やミッションを自由にこなせることです。当時のゲームでは珍しかった自由度の高さが、多くのプレイヤーを魅了しました。リバティーシティという架空の都市を舞台に、プレイヤーは裏社会の抗争に巻き込まれながら、様々なミッションを遂行していきます。

物語と主人公

本作の主人公は「クロード」と呼ばれる無口な犯罪者。恋人「カタリーナ」の裏切りにより逮捕されるも、護送車襲撃によって脱出し、リバティーシティで生き抜くことになります。復讐を胸に、彼は街の犯罪組織と関わりながら成り上がっていきます。

ストーリーはシンプルながらも、裏社会の抗争や組織同士の駆け引きが繰り広げられ、プレイヤーは次第にこの世界の一員になっていきます。「クロード」は無口ながらも、周囲のキャラクターたちの個性豊かなやり取りや、彼を取り巻く環境の変化が物語に深みを与えています。

ミッションの進行とともに、プレイヤーはさまざまなギャングやマフィアとの関係を築き、時には協力し、時には敵対しながらリバティーシティを生き抜いていきます。

リバティーシティの自由度

リバティーシティは、ニューヨークをモデルにした架空の都市で、以下の3つの島から構成されています。

• ポートランド：工業地帯であり、序盤の舞台。イタリアンマフィアが支配している。
• スタントン島：高層ビルが立ち並ぶ都市部。マフィアや悪徳企業が暗躍。
• ショートサイド・ベイル：郊外の住宅地。終盤のミッションで訪れる。

街には一般市民が行き交い、警察、ギャング、タクシー運転手などがそれぞれの生活を営んでいます。この自由度の高さこそ、『GTA3』が革新的とされた理由の一つです。

また、昼夜の変化や天候の変動などもリアルに再現されており、プレイヤーはその環境の変化を感じながらゲームを進めることができます。

ゲームシステムと戦闘

本作の戦闘やゲームシステムは、当時としては非常に斬新なものでした。

・多彩な武器

拳銃、ショットガン、アサルトライフル、バズーカなど、様々な武器が登場。近接武器も存在し、戦い方の幅が広がっています。さらに、武器の種類によって戦闘スタイルが大きく変化し、プレイヤーは状況に応じた武器選択が求められます。

・車両の奪取とカーチェイス

プレイヤーは街にある車を自由に奪うことができ、警察から逃げながらカーチェイスを繰り広げることも可能です。車種ごとの操作感も異なり、レースミッションも用意されています。高級車やスポーツカー、バスやトラックまで、多彩な車両が登場し、それぞれの特性を活かしてプレイすることができます。

・ミッション形式のストーリー進行

ストーリーは、各組織や登場人物からの依頼をこなしながら進行します。暗殺、強盗、爆破など、多彩なミッションがプレイヤーを待ち受けています。各ミッションは独自の展開を持ち、プレイヤーはより多くの報酬を得るために戦略的にプレイする必要があります。

ミッションとサイドコンテンツ

『GTA3』には、メインミッションに加えて、やり込み要素が多く用意されています。

• タクシーミッション：タクシーを運転し、客を目的地まで送る。
• 警察ミッション：パトカーで犯罪者を逮捕。
• 救急ミッション：救急車で負傷者を病院へ搬送。
• 消防ミッション：消防車で火を消す。
• 隠しパッケージ収集：街中に散らばる100個のパッケージを集める。
• スタントジャンプ：特定の場所から車でジャンプし、ダイナミックなアクションを楽しむ。

これらのサイドコンテンツに挑戦することで、プレイヤーは報酬を得ることができ、ゲームの楽しみ方が広がります。

さいごに

『GTA3』は、3Dオープンワールドゲームの先駆けとして、ゲーム業界に革命をもたらした作品です。自由度の高さ、犯罪者としてのリアルな体験、広大な都市の探索要素など、現代のオープンワールドゲームの基礎を築いたタイトルと言えます。

オープンワールドゲームの原点を体験したい人には、ぜひプレイしてほしい作品です！

最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。