はじめに

皆さん、こんにちは!
今回は、『Grand Theft Auto: Vice City』の感想です。
2002年にPS2で登場し、今なお根強い人気を誇る『Grand Theft Auto: Vice City』。
それがリマスター版『グランド・セフト・オート:トリロジー 』のひとつとして、グラフィックや操作性を刷新して帰ってきた――。
当時プレイしていた人には「懐かしさ」を、初めて触れる人には「この時代を体験する楽しさ」を与えてくれる、そんな作品でした。
ここでは、実際にリマスター版をプレイして感じたことをまとめます。
ビジュアルは“懐かしさを保ちつつ現代向け”に

リマスター版最大のポイントは、やはりグラフィックのアップデート。
ネオンのきらめきやビーチ沿いの夕暮れなど、オリジナル版では想像で補っていたような部分が、今作ではしっかりと“見える”ようになっています。
キャラクターモデルには賛否あるものの、街の空気感は確実に良くなっています。特に夜のバイスシティは、リマスターでより艶っぽく、雰囲気が際立っていました。
操作性は改善され、かなり遊びやすくなった

GTA5に近い操作スタイルが採用されており、照準や車の操作が格段に快適になっています。
武器の切り替えや射撃精度も良くなっていて、オリジナルで感じていた“もどかしさ”がかなり軽減されている印象です。
ただし、リマスター版全体で共通するバグや挙動の不安定さが残っている場面もありました。アップデート後はかなり安定していますが、完全に洗練されているとは言い切れません。
サウンドとBGMの強さはそのまま健在

ラジオ局の数々、そして80年代を代表する名曲の数々は今作でもしっかり収録されています(※一部ライセンスの都合でカットされた曲もあり)。
とはいえ、車を走らせながら聞こえてくる音楽の心地よさは当時のまま。ドライブ中にふと流れてくるあの一曲が、ゲームの記憶と一緒に蘇ります。
「このゲームは音楽で世界観を作ってる」とあらためて感じる瞬間が何度もありました。
今プレイするからこそ感じる面白さと、古さ

リマスターで改善された部分も多い一方、ミッション構成やゲームバランスなど、“時代を感じる古さ”もそのままです。
特にオートセーブがミッション単位なため、失敗したときのやり直しの長さは、今のゲームに慣れていると辛く感じるかもしれません。
でもそれも含めて、このゲームの“緊張感”や“手応え”を構成する大事な要素だと思います。
今のゲームとは違うテンポ感に、あえて身を委ねてみる――それもまた、リマスター版を遊ぶ意味のひとつでした。
まとめ|『バイスシティ』は今でも、色あせない

リマスターになっても、このゲームの本質は変わっていません。
プレイヤー自身がこの街を歩き、音楽を聴き、抗争に巻き込まれ、のし上がっていく感覚は、今でも確かにプレイヤーの中に刻まれていきます。
『Grand Theft Auto: Vice City』は、当時の思い出をもう一度味わいたい人にも、これから初めて触れる人にもおすすめできる作品です。
少し荒削りな部分も含めて、このゲームの“味”なのだと思います。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。

- グラフィックが現代向けに!
- クライムドラマとしての物語がシンプルで分かりやすい!
- 権利の問題で一部の楽曲が未収録。
- キャラモデルやUIに違和感を感じる場面も
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